
東京で甲子園出場の常連校と言えば…すぐに答えが帰ってくる名門高校野球部の球児のお話です。
その高校球児は、夏の大会予選4ヶ月前に、投手が放った渾身の一球が膝蓋骨に命中しました。
その高校球児はバッターボックスで崩れ落ち、病院に直行。
病院での診断は「膝蓋骨骨折」
「復帰まで5ヶ月」
「大会予選は絶望的!!」
と、ドクターに告げられました。
彼はその現実に打ちのめされ、今までやってきたことが何だったのかと悩んだそうです。
その後、何とか復帰して甲子園に出場したいという気持ちから、彼は私の施術院に駆け込んできたのです。
私の判断は、ハードルは高いけど、とにかく早く回復させるために、
「やれるだけのことはやってみよう!!」という判断でした。
その球児に、超音波、EMSを駆使しながらテーピングを主体に改善させていく方法を話し、
施術計画をたてました。
そして、これは私もびっくりしたことなのですが、テーピングを処置しながらも、彼が日をおうごとに
みるみる回復していくのがわかったのです。
それは2週間に一度、レントゲン撮影のフィルムからもはっきりと読みとれるものだったのです。
当然の事ながら、病院のドクターは球児本人に、どんなことをしているのか聞いたのは言うまでも
ありません。
そして彼は、その後も驚くべき回復をみせ、見事に5ヶ月の復帰を2ヶ月間短縮させ、甲子園出場まで
成し遂げてしまったのです。
ここでのポイントは、球児がただ単に短期間で膝が改善したことではありません。
甲子園を目指すために“パフォーマンスを最大に発揮できる状態”になったことです。
ジョギング、キャッチボールなら3ヶ月で回復する方もいるでしょう。
しかしながら、彼は試合で最高のパフォーマンスを甲子園でみせることができたのです。
もちろん彼の私に対する信頼感と忠実に指示を守ってくれた素直さがあってのことですが、今更ながらに
膝のテーピングによる「改善しながらもパフォーマンスを落とさない効果」が抜群に出た症例であると
思ったと同時に、テーピングをマスターしておいて良かったと思える症例でした。
その球児からも感謝の手紙が届きました。

そもそも私はテーピングは補助テクニックとは考えていませんし、手技療法の1つであると認識していますが、今回の症例はそれを裏づけるものです。
施術院には本当に数多くの要望をお持ちになった患者さんが来られます。そして、今回のようなハードルが
高いけど、なんとかこちらのほうでカバーできるという症例もあるのです。
テーピングは、そういった「なんとかカバーできる症例」というものまで扱えるのです。

私、山田は17年間テーピングを勉強し続け、なおかつ臨床で使い続けました。
そして今回、DVDで公開する「膝と足首の痛み」のテーピングは、その使い続けてきた
テーピングテクニックの中で確実に結果を出しているものをチョイスして公開しています。
テーピングのセミナーを50回以上開催してきたノウハウ、そして私だけでなく受講された先生からの
御意見なども考慮しながらバージョンアップしてきた技術ですから、普通のテーピングテクニックとは
ワケが違います。
是非、先生にはお試し頂きたいです。

膝と足首には「見立て」が重要なのです。
今回のセミナーDVDは、実はテーピングテクニックだけではありません。
膝、足首というものは、身体のバランスの観点で言えばとても重要なポイントです。
とくに慢性的な腰痛などにも影響して多くの問題を引き起こします。
つまりは…
膝がどのような問題を起こしているのか?
足首がどのような問題を起こしているのか?
ということを、瞬時に判断していくことが施術家にとっては重要なのです。
今回は、その「見立て」にもフォーカスして、触ってチェックする方法をお伝えしています。
具体的に言えば、
■膝の内側側副靱帯が問題なのか?
■前十字靱帯なのか?
■半月板なのか?(半月板は直接触ることはできませんが・・・)
■それとも関節水腫なのか?
整形外科テストなどでは見立てられないことが多々ありますし、なおかつレントゲンなども使えません。
私達はできるだけその部位を触って確かめる技術が必要なのです。
とくに膝に関して言えば、患者さんに一番聞かれることは、
「先生、私の膝、水がたまっていますか?」
というものです。
先生は聞かれたことありませんか?
私のところではしょっちゅう患者さんから聞かれます。
患者さんによっては、かなりわかりにくいこともある関節水腫ですので、この検査は正確に
しなければいけません。
関節水腫の検査はいろいろあるとは思いますが、私の場合はそこに少し工夫をして、しっかり判断
できるようにしました。
これはセミナーの中のデモンストレーションで詳しく説明していますので、臨床で使ってみて下さい。
非常にわかりやすいと思います。

今回のセミナーDVDは、テーピングテクニックだけでないことは先ほどから話していますが、
施術に関しては、簡単で効果抜群の膝関節の調整法と足首の関節の矯正法を公開します。
膝関節の調整のデモンストレーションでは、一瞬で膝の関節のアライメントの調整ができる技術で、
これは膝のバランスを崩している患者さんの多くに適応できます。
実際にセミナー中にも膝のバランスが異常な方を施術しましたので、ぜひご覧頂ければと思います。
そして、足首に関しては、簡単でなおかつ効果が抜群に高い足関節の矯正術です。
内反捻挫にしても、外反捻挫にしても、足首の関節はズレを起こしています。
足の関節を矯正することで、下肢全体のバランスが調整されることも多々ありますので、是非とも
マスターして頂ければと思います。
文章では伝えきれない部分が多々ありますので、ここで先生には、セミナーの練習中に足首の矯正を
している動画を観て頂きますね。
いかがでしたか?
この動画はセミナーの中で受講生同士が練習している時に受講生の足首を矯正したもので、もちろん
この矯正方法はセミナー中に1つ1つ分解してデモンストレーションで解説と実技をしています。
素早いテクニックですので、実際にどのようにやっているのか動画ではわかりにくいと思いますが、
分解するとしっかりマスターできます。
セミナーDVDでは、もちろんそれを余すところなくいろんな角度から観ることができます。

今回の膝のテーピングテクニックは、施術院に来院すると考えられる膝のほとんどの問題に完全に適応する
ものです。
具体的に膝で言えば、内側側副靱帯、外側側副靱帯、前十字靱帯、後十字靱帯、半月板、関節水腫、棚障害とそれぞれの症例に対応したテーピングの方法を伝授します。
また、今回のテーピングテクニックは先ほどお話しした野球選手などのスポーツ患者さんにも全て対応
できるものです。
スポーツをされている患者さんは、痛み、違和感よりも、特にパフォーマンスを追求されます。
そういった中で、補強したい部分のテーピングテクニックを組み合わせることで、さらにパフォーマンス
なども追求できるようにしています。
もちろん、これはスポーツ選手のみならず、普通の慢性の膝の問題を改善していくためのものですから、
テーピングをしながら自然治癒を促し、改善率を高めていくことが可能なのです。
当院でも慢性の膝の問題の方がたくさんいらっしゃいますが、最終的にはテーピングをすることなく、
痛み・違和感がなくなって完治される方がほとんです。
要は、出来る限り痛みがなくなる方向にもっていきながら、その患者さん本人が納得のいくパフォーマンスが得られるまで、施術家がテーピングで補助してあげられるようにすることが本当の臨床テーピングテクニックだと私は考えています。

外反母趾は臨床では非常に多い症例です。私の施術院でも月にかなりの数の患者さんがご来院されます。
ところで、先生はこの外反母趾の患者さんが来たらをどのように対処されていますか?
もちろん、体のバランスを整えることは重要ですし、運動療法もポイントになるでしょう。
ただ、やはり外反母趾の場合は、テーピングなどのテクニックが大変重要なテクニックとなります。
でも、この外反母趾のテーピング…。
ちまたで公開されている方法はちょっと難しすぎるのです。
いえ、私自身が巻くのが難しいのではなく…、“患者さん”に難しいのです。
どういう意味かと言いますと、
外反母趾の痛みを出さないようにするテーピングは私にとっては簡単で、私の施術院に来てもらっていれば
改善することは間違いないです。
しかし、それはずっと私の施術院に来てもらうことが可能な患者さんの場合です。
実は外反母趾を直していくプロセスで一番重要なことは、
「患者さん自身が改善するまで自分でテーピングができるかどうか?」
これが問題なのです。
そのために絶対にはずせないことが、患者さんご自身がテーピングをしっかり直るまで巻いていけるか
どうかにかかっているのです。
患者さんに巻いてもらうとなると、かなり簡単でないといけません。なおかつ、その簡単な巻き方でも効果
を出せないと続けてもらえないのです。
人は簡単でなおかつ効果があると、モチベーションが上がって続ける努力をしてくれます。
しかし、効果はあるけど難しい外反母趾のテーピング術がちまたに多すぎるのです。
ですから、続けられずに外反母趾がそのままなんですね。
当院ではほとんどの外反母趾の患者さんは私のテーピングの方法を覚えて自分で直しちゃいます。
実は以前に一般向けで外反母趾セミナーを開催させて頂いたことがあるのですが、簡単な私の巻き方を
セミナー参加者の方全員がすぐに覚えてくれました。
それぐらい簡単で効果の高い巻き方ですので、先生のところにご来院されてなおしたがっている患者さんは、さらに覚えるのが早いと思います。
今回のセミナーでは、ちょうど外反母趾の施術家の女性がいましたので、臨床形式のように話しながら
外反母趾のテーピングを施しました。
具体的には先生が臨床で外反母趾の患者さんにどのようにお話をしていけばいいのか?
そして患者さんと一緒に外反母趾のチェックをしながら、テーピングする前とテーピングした後のチェック
はどうするのかなども詳しくお伝えしています。
文章では効果はわかりにくいので、実際にセミナー中に起こった外反母趾の変化を写真でお見せします。
下記の写真を見て下さいませ。

テーピングをする前と後では、指の開き方に大きな差があります。
この効果を簡単に患者さん自身ができるようになることがポイントなのです。
今回のセミナーDVDは、先生の施術院の外反母趾の改善率を上昇させるために公開しています。
是非、この患者さん自身が巻ける外反母趾のテーピングを先生の施術院でも取り入れて、先生の施術院が
外反母趾に強い施術院となることを願っています。

今回のセミナーDVDは、前回の第一弾の腰痛編DVDよりも、さらに臨床向けの内容となっています。
臨床の施術では、患者さんを施術していく中で「ストーリー」や「流れ」があります。
今回のDVDでは、先ほどから前述しているように「見立て」から始まり、次に「施術」、そして
最後に「テーピング」という施術のストーリーがセミナーDVDで理解できるようになっています。
テーピングだけの技術を披露するセミナーは今まで何回もしてきましたが、今回のセミナーでは、
「テーピング」という手技をさらに効果的にするために、施術ストーリー、そして「施術の流れ」
ということを考えてセミナーをさせて頂きました。
私の中では、今までやってきたテーピングのセミナーで一番臨床向けで、わかりやすいセミナーが
できたと自負しています。
先生には是非とも、このわかりやすく組み立てられた臨床向けのセミナーDVDで、臨床テーピングに
触れて頂き、先生の施術ストーリーの1つにして頂ければ幸いです。
それでは、今回の臨床パーフェクトテーピングセミナーDVD<膝・足首の痛み編>に収録されている
詳しい目次をこれからご紹介していきますね。
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