
まず先生は、テーピングと聞いてどんなことを想像されますか?
ほとんど施術家の先生はテーピングという技術をご存じだと思います。
テーピングは大きく分けて固定する方法と、私が臨床であらゆる痛みやパフォーマンス向上に使う方法に大別されます。今回のセミナーDVDでは、「腰痛編」ということで、かなり臨床施術家の先生に特化した内容となっています。
また、私がセミナーでいつも念頭に置いていることですが、今回のセミナーの内容もすぐに覚えたテクニックが、次の日の施術から使えるようにしてあることと、私だけが結果を出せるのではなく、私以外の先生でも必ず臨床で結果が出せる方法を公開しています。
よく他のテーピングセミナーに行った先生から話を聞くのですが、
「どうも結果がでない」
「臨床で使いにくい」
「たくさん貼り方はあるけど多すぎて覚えれない」
といったお話を聞きます。
私もたくさんのセミナーを数多くこなしてきたのでわかるのですが、実際に臨床で使うテーピングは、わかりやすく、即効性があり、とにかく使いやすくなければ意味がないと考えています。
そういう意味では、今回のセミナーDVDは、臨床の先生にうってつけの教材となりますので、他のものと何が違うのかをこれから詳しく説明していきますね。

今回、公開したテーピング方法の真髄は「テンション」(伸縮率)です。
これは数あるテーピング療法の中で、細かく設定してセミナーで教えているのは私だけです。
テンションの詳細なやり方などはDVDでお話ししていますが、ここで少しだけお話すると、私の考えは、テープを体の一部として考えてテーピングしているということです。
つまりテープの貼り方、テンションの持っていき方で人体の重要な部分である皮膚を、いかようにも変化させることができるからです。
ですから、テンションを少しでも間違えてテーピングすれば悪くなることも当然あり得るのです。
私の技術と他の先生がしたテーピングで、効果が大きく違ってくるのはこの部分の要素が大きいのです。
また、テーピングはたくさん貼ればサポート力も効いて効果が上がる事が多いですが、
私たちは施術家であり、手の技術を持ったものです。
テーピングの枚数をたくさん貼らずに、テーピングのテンション技術を使って、患者さんの負担を減らしながら、効果を上げていく方法をマスターすることは、臨床家にとってはこれから重要になるのは間違いのないことです。
難しいテーピングを教える事は実は私も簡単です。
けど、少ない枚数で効果を出す方法は、数多くの臨床をしないと導き出せないものです。
このテーピングのテンションについては、セミナーDVDで語るのは私が初めてだと思いますので、絶対にこの部分は重要ですから、ぜひともDVDの中で観て頂きたいです。

もし、先生の手技が全く通用しない患者さんが施術院に来られたらどうされますか?
今、先生の目の前には明日試合があるスポーツ選手がいて、
「先生、明日試合なので次の日だけ即効性のあるテーピングをしてくれませんか?」
と言われたら先生はどうなされますか?
患者さんは様々な要望をもって施術院に来院されます。
痛みの改善、そして予防とメンテナンス、スポーツができる体、最近では美容の要望まで施術院に求めてきます。
実はテーピング技術は、この全てに確実に対応できる方法なのです。
先生が全ての術やテクニックを使い果たし、手の施しようが無いときに、患者さんが「まだ痛い」と言われたら、テーピングをぜひ施術してあげて下さい。
先生のところにスポーツ時に痛みを訴えられる方がきたら、明日試合ができるようにテーピングをしてあげて下さい。
患者さんは必ず、いろんな対応ができる先生のところで施術をしてもらいにくるでしょう。
そして、このテーピングが来院する理由になり、家族への紹介、知人や友人への紹介などのきっかけとなることでしょう。テーピングはこれからの施術家は絶対にマスターしておかなければいけない必須のテクニックとなると思います。
テーピングがこれからの必須のテクニックだということを示す証として、私が施術院を開院して、たくさんの様々な患者さんにも来て頂いていますが、一流のプロスポーツマンの方にもご来院して頂いております。
その方からもご感想を頂けましたので、どうぞご覧下さいませ。

シュートボクシングオフィシャルサイト
http://www.shootboxing.org/
SB東洋太平洋ウェルター級王者 宍戸 大樹 選手
http://www.shootboxing.org/rank/shishido.htm

テーピングを知っている…。
私もテーピングのセミナーをたくさん開催しているので、テーピングを知っている、使っているという先生にはよく出会います。
でも、お話をして、いざ目の前で貼ってもらうとテーピングの扱い方や切り方、患者さんの皮膚を痛めない方法など、たくさんの重要なポイントを知られていないことが多いのです。
貼り方は一番重要なポイントです。これは私も同意しますが、うまく道具やテーピングを扱えない先生が貼り方を知っていても説得力は全くないと思います。。
よく考えてみて下さい。
先生が外科医に手術されるとして、メスなどの道具の使い方が慣れていない先生と、道具をうまく使えずに手間どっている先生のどちらに手術をしてもらいたいですか?
施術家が扱うテーピングも同じ事です。
貼り方だけでなく、他の動作も素早く、かっこよく、スムーズにすることにより、先生の信頼性が必ずアップするのです。患者さんは先生のテーピングの扱い方をじっとみています。先生が考えているよりも、ずっといろんなところを患者さんは見ているのです。
もちろん、一番のポイントは患者さんに見てもらうことではなく、テーピングの効果を受けて頂くということです。
テーピングはショーではなく施術なのですから…。
今回の腰痛編のDVDでは、テーピングの取り扱いから最大限の効果を引き出す方法を、きっちり余すことなくお伝えしています。
このDVDを観れば、テーピングをただ単に知っているというレベルから、かなり知っているというレベルに必ずアップさせることを私は自負しています。

ところで、先生。
「テーピングは根本治療と違うのでは?」と思ってらっしゃいませんか?
実は、私のセミナーでもよく質問がでます。
この質問には、私もはっきり答えるのですが、
「まずは根本治療とは何ですか?」ということから話をしていかなければいけないと考えています。
今、この文章を読まれている先生は、カイロプラクティックや整体の先生もおられると思いますので、「根本治療」という言葉には、先生ご自身も意味をしっかり持ってらっしゃると考えていますが…
私の考えは、例えば、姿勢からの問題で痛みや筋肉の問題が起きているとして、その姿勢の矯正としてテーピングは大きな役割を担うことができると考えています。
施術院では良い姿勢に戻っていたのに、自宅に帰って数時間、もしくは何日かたつと、良い姿勢からまた悪い姿勢に戻ってしまうことを先生も体験されていると思います。
私の臨床経験から言えば、テーピングは良い姿勢を体に教育させる最も良いツールです。
カイロプラクティックの先生のアジャストメントもそうですし、整体の先生の関節の矯正や筋肉の調整も、体に対して良い姿勢や良い情報を教え込む技術だと私は思うのです。
テーピングも同じ事で、皮膚に作用させる事により、間接的に筋肉に作用したり、関節に作用したりできます。
皮膚は「第3の脳」と言われており、皮膚は脳と密接に関係していて、皮膚を刺激することにより脳にまで作用することがわかっています。
そういう観点からも、テーピングは自然治癒を促す体の再教育に最も重要な1つの手技療法だと思います。
また痛みの問題として、テーピングをすることによって痛みがおさえられても、
「またテーピングをはずしたら痛みがでるのでは?」という疑問も先生にはあるかと思います。
確かに痛みが発生しているときは、テーピングで痛みを押さえている場合ははずしたら痛みがでるでしょう。
例えば貼った後、極端に言えば10分後にテープをはずせば痛みはでる可能性が高いです。
でも、テーピングをしてもらった後、すぐにはずさないようにしておいて頂ければ、人間の体は最大限の自然治癒が働き、治すシステムが働きます。
つまり、テーピングをすることにより、痛みを抑えながら、良い姿勢を教育し、そして自然治癒のシステムを最大限
働かすことができる最良のツールの一つだと言えるのです。

今回のDVDは腰痛編ですが、基本的な腰痛の痛みから難治性の腰痛に対応したものなどをまとめています。
私自身、今までセミナーでみせてこなかった方法などもこのDVDでご紹介しますので、かなりボリュームのある内容です。
また、痛みの種類や動きによってのテーピングの仕方を説明していますので、臨床をしている先生には、
“次の日からすぐに施術院で使えて便利なテクニックとなります。”
患者さんから電話がかかってきて、手技だけでは無理だな…って思うシーンはありませんか?
例えば、
「先生、昨日転倒して腰をうちました。前からの腰痛もぶりかえしていますが、施術してくれますか?」
とか…
「先生、ぎっくり腰になってしまって今動けない状態ですが、家のものが先生のところまで連れて行ってくれるので、施術してくれませんか?」
などなど、日常の臨床では、いろんな腰痛患者さんからの要望があります。
ぎっくり腰の場合などは、テーピングは得意中の得意であり、患者さんに寝てもらわなくても座位からの施術で確実に痛みを減少させることが可能です。
17年間の私の腰痛テーピングテクニックのエッセンスを今回は集めました。
全ての患者さんに対応させるということは現実的には不可能かもしれませんが、
テーピングを知っていることで、
「良かった〜テーピングを勉強しておいて…」
というシーンが、必ずあるということだけはお伝えしておきます。

私のテーピングテクニックの特徴の「一つ」と言っても過言ではないのですが、私のテーピングの理論は、人間の動きのバイオメカニクスと人間の解剖学から生まれています。
つまり、○○テクニックの手技療法の理論からとか、小難しい理論を元にしているわけではないのです。
ですので、
今先生が使われている理論やテクニックに合わせて一緒に使っていただけるということなんです。
これは一番大事な要素なのですが、よく手技療法でも相性というものがあります。
例えば、「この理論だとこのようにしているのに、この理論だとちょっと違うなあ〜」という、施術家の誰しもが一度は経験し、混乱するテクニックの違いによる相性です。
今回のテーピングは、その相性というもの自体は全く関係ありません!!
カイロプラクティック、整体、整骨院の先生、そしてあんまマッサージ、鍼灸の先生、その他の手技療法をおこなう全ての先生にとって有益なテクニックです。
実際にいろんなシーンで使っている整体の先生からインタビューを頂けました。どうぞご覧下さいませ。

プロフィール
平成15年 MRGカイロ&トレーナー学院を卒業
平成16年 大阪総合カイロプラクティック学園を卒業
平成17年 リンパセラピスト資格取得
平成19年 しあわせ総合整体院 開業
平成22年 一枚テーピング研究会・インストラクター |
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いかがでしたか?
菅原先生も施術院でかなり多くの患者さんにテーピングを活用され活躍されています。
先生もぜひ、私のパーフェクトテーピングをマスターして頂ければと思います。

今、施術業界でおこっている生き残り競争。
整骨院は当然ですが、その整骨院の乱立の影響を受けているカイロ、整体、マッサージ、鍼灸院の実費施術院。
患者さんからみれば、どこもかしこも同じ事をやっているとしか判断できなくなりました。
そう、コンビニのようにどこに行っても同じ商品、どこに行っても同じ対応というものになってしまったのです。
施術業界の将来は、安値合戦と営業力の強い施術院しか残らなくなってしまいそうで、
私はこういった状態を大変危惧しています。
施術家として最高のサービス、つまり施術をしたいと思ってこの業界に入ったのにもかかわらず、業界がこのような方向に進む事は非常に残念です。
しかし、1つだけ「道」として残されていること、そしてコンビニと違って施術院ができることがあります。
それが、「差別化」です。
私の施術院にくる口コミの患者さんは、口をそろえて、
「あそこに行けばテーピングでなんとかしてくれるよ!!と言われ、ここにたどり着きました」
と話されます。
つまり、他院ではできないことを私はできてしまっていたのです。
もっと言えば、技術により差別化が成功していたのです。
先生もこのテーピングをマスターすれば、おのずと地域で間違いなくナンバーワン、オンリーワンの施術院になれる事が可能です。

私はテーピングを手技療法の補助とは全く思っていません。
つまり、テーピングは体を直せる一つの手技療法だと考えています。
患者さんが施術院だけでなく、自宅に帰ってまでも自分の施術を受けてもらっているようにすることができる唯一の手技療法であるとも思っています。
ドクターには手術と投薬がありますが、手技療法家には施術院での施術とテーピングがあります。
ドクターはテーピングを貼るよりもコルセットをすすめますが、コルセットでどれだけの患者さんが苦しんでいるのかは、手技療法家の先生ならば臨床でお感じになっておられるのではないでしょうか?
ドクターすらできないこの臨床パーフェクトテーピングをマスターして、患者さんの社会復帰のお手伝いまでできることだってもちろん可能です。
今後、テーピングを自由自在に使えることが間違いなく必須になってくる時代がきます。
先生も準備をしておいて下さい。身につけた技術は必ず先生の将来を明るくするはずです。
では、これからセミナーDVDに入っている内容をさらに詳しくご紹介していきますね!!
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